レジリエンス工学研究センター 教員紹介

レジリエンス工学研究センター 教員紹介

古田 一雄 Kazuo FURUTA
所属: レジリエンス工学研究センター
役職: 教授 
生年: 1958 
出身: 神奈川県
URL: http://www.cse.sys.t.u-tokyo.ac.jp/furuta/furuta-j.html
 

研究概要

レジリエンスの評価やレジリエントシステムの設計においては、人間や組織の要素が重要な役割を演じる。そこで、個人から集団、社会までのさまざまなレベルを含む人間行動のモデルに基づいて、システムのレジリエンスを評価したり、レジリエントシステムを設計したりする方法論に関する研究を行っている。さらにその成果を、レジリエントシステム実現のための知識情報活用や、サービスシステムのレジリエンス向上に応用している。

研究紹介

■対話型サービスシステム設計

ヒューマンモデルに基づいてサービスシステムの振舞いをシミュレーションし、結果を可視化することによって、現場の専門家に積極的にデザインに関与してもらう人間中心の対話型サービスデザイン手法を開発している。現場から行動規範を抽出するエスノグラフィックな手法と、エージェントベースシミュレーションを組合せたデザインプロセスとして確立し、レジリエントなサービスシステムの実現を目指す。

■イベントマネジメント

リスクマネジメントの有力な手法であるインシデントアナリシスでは、システムの異常状態の発生に着目し、その発生原因を分析して取除くことに注力しており、レジリエンスの向上にとって十分とは言えない。そこで、正常状態を含むさまざまなイベントの報告からシステム機能の変動を検出し、業務改善、効率向上、品質向上といった目的にも役立てる、包括的なイベントマネジメントの手法を開発している。

■ネットワーク型サービスシステムのレジリエンス

我々の生活に欠かせない重要インフラなどのサービスや、グローバル生産の要であるサプライチェインなどはネットワーク型のサービスシステムである。ネットワーク分析、エージェントベースシミュレーションなどの手法を用いて、こうしたネットワーク型サービスシステムが災害や環境変化に晒された場合の応答を評価する手法や、レジリエントなネットワーク型サービスシステムの構成法に関する研究を行っている。

主要論文・書籍

・安全学入門, 日科技連(2007)
・K.Furuta, et al. Advances in Air Navigation Services, ISBN 979-953-307-795-5, 69-86 (2012).
・Y.Soraji, et al. Int. J. Cognition, Technology, and Work, 14, 2, 93-105 (2012).
・Y.Makino, et al. Service Science, 1, 2, 121-134 (2009).